自分で車の修理をやってみようと思うのですが、カーショップ等で売っているものでうまくいくものでしょうか?

車のある部分に錆がういてきていて、わざわざ修理に出すのももったいないなので自分でやってみようと思うのですが、カーショップ等で売っている道具でうまくいくものでしょうか?

錆はボディの鉄板と塗装の間にあるみたいで塗装がボコボコ浮いてきています。一度、塗装を研磨してやればいいらしいのですがはたして素人でうまく出来るものでしょうか?ちなみに中古車なので、ある程度わからなくなる程度でかまいません。ご指導よろしくお願いします!

 

という質問が来ましたのでお答えします。まず結論を言いますとプロがカー用品店の材料を使って修理したとしてもそこそこにしか直りません。

理由はプロの材料は高価な設備とシビアな材料でも使いこなす技術があるため、シビアだけど高品質な仕上がりの材料を使う事が出来ます。ひるがえってカーショップの材料は設備も無い青空塗装で技術も無い一般ユーザーがターゲットです、より使いやすい仕様になっているのでその分品質が下がってしまうのです。

ただお客様の場合中古車で、ある程度の仕上がりでよろしいという事なので簡単に修理手順をお教えいたします。

まずペーパーは耐水ペーパーを使用、水をバケツに入れて水をつけながら研磨する

塗装時は塗装面に直接風や日光が当たらない場所で、もちろん締め切った場所で塗装する場合は防毒マスク(防塵マスクでは無い)着用、火気厳禁。死にます。

  1. 無傷の塗面に気をつけて(広めに布ガムテープでガードする)塗装の浮きや、錆を80番~120番くらいのペーパーを使用して綺麗にペーパーで擦り取る
  2. パテ付けは一度に厚く塗らないで(乾きが悪くなるので) 凹みがあるなら少しずつ練って薄く2~3回に分けて盛る
  3. 120番~180番で面を整える
  4. パテ修正面の外側から10~15cm離して新聞紙等でマスキングしてください
  5. プライマーサフェーサー(プラサフ)を塗布 一度にたっぷり塗らないでください、必ず垂れます。塗装面から20~30cm離して塗布する、艶が出るか出ないか位の感じで。1回ずつ表面の艶感が無くなるまで乾かしてから2~3回
  6. プラサフを完全に乾燥してから(爪でこすってもあとが付かない位)400番~600番で研磨、最終仕上げは800番
  7. 周りを新聞紙などでマスキング(塗装パネル1枚を残して前後、上下)してスプレーミストが付着しないように
  8. 1回目の塗布はバラ吹きで(濡れた様な艶が無い)
  9. 2回目からは 少し濡れた様な状態が見れるくらいのスピード(割と早め)で左右に塗布塗り幅は2/1から3/2位重なる様に
  10. クリアー塗装をするときも同じ要領で
  11.  完全に乾燥するまで絶対に触らない事

以上で完成です気温や湿度によって乾燥が遅かったりするので、焦らず乾かすものは完全に乾かしてから作業して下さい。